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TacticalPadの代替ツールを比較:DrawTacticsとの違い

TacticalPadは2010年から続く、歴史の長いコーチング用アプリです。Windows、Mac、iPad、iPhone、Androidで使え、サッカー以外にも多くの競技に対応しており、公式サイトでは100万ダウンロード以上と紹介されています。代わりになるツールを探すのは、TacticalPadが使えないからではなく、「自分の指導スタイルには別のものが合うかもしれない」と感じたときではないでしょうか。

DrawTacticsはサッカー専用のツールです。1つのメンバーシップで、パソコンやタブレットのWebブラウザで使える作戦ボードと、Mac・Windows(Windows版はベータ版)向けのデスクトップアプリの両方が使えます。2D・3Dの戦術ボードに加えて、Animation Studio(アニメーション作成機能)、スクリーンショットへの書き込み、スクリーンショットから戦術ボードを作るAI、デスクトップ版の映像分析がそろっています。この記事では2つのツールの違いを整理し、ご自身の指導に合うほうを選べるようにまとめました。

Webブラウザで表示したDrawTacticsの作戦ボード。フォーメーションと描画ツールが見える画面
DrawTacticsの作戦ボードは、パソコンやタブレットのWebブラウザと、Mac・Windows(Windows版はベータ版)向けデスクトップアプリで使えます。

結論から言うと

TacticalPadが向いているのは、複数の競技を指導している方、スマートフォンアプリで作業したい方、すでにTacticalPadのセッションプランナーに慣れている方です。

DrawTacticsが向いているのは、サッカーだけを指導していて、作戦ボード、3D、アニメーション、スクリーンショット機能、映像分析を1つのメンバーシップでまとめて使いたい方です。ブラウザでも、MacやWindows(Windows版はベータ版)のパソコンでも使えます。

TacticalPadの強み

多くの競技に対応。サッカーやフットサルのほか、バスケットボール、ハンドボール、アイスホッケー、フィールドホッケー、ラグビー、GAA、バレーボール、ラクロス、テニス、パデルなどにも対応しています。学校の部活動や複数の競技を持つクラブなら、すべてのチームで同じツールを使えるのは大きなメリットです。

スマートフォンとタブレット。WindowsとMacに加えて、iPad、iPhone、Android向けのアプリがあります。グラウンドの駐車場でスマホを使ってドリルをさっと描きたい、という使い方ならTacticalPadが対応しています。DrawTacticsにはスマートフォンアプリはありません。

練習メニュー作り。TacticalPadは自らをセッションプランナー兼試合分析アプリと位置づけています。ドリル、フォーメーション、メンバー表を作成し、2D・3D・パース(遠近)表示で確認し、アニメーションにして、動画・画像・PDF・編集可能なプロジェクトとして共有できます。

長い実績。何年も使い続けているコーチが多く、クラブや協会、4人以上のコーチ向けにまとめ買いのライセンスパッケージも用意されています。

DrawTacticsならではの特徴

作戦ボード、アニメーション、3Dがひとつに

2Dの作戦ボードでフォーメーションを組んだら、同じ場面を3Dで回転・傾け・ズームして、選手間の距離感を別の角度から説明できます。Animation Studioではステップを追加し、次の局面へ選手とボールを動かすだけで、DrawTacticsがその間の動きをアニメーションにします。コーン、ゴール、ダミー人形などのトレーニング用具も使えるので、試合の場面だけでなく練習ドリルもアニメーションにできます。具体例はアニメーション戦術ボードのページをご覧ください。

スクリーンショットから戦術ボードを作るAI

試合のスクリーンショットをアップロードすると、スクリーンショット→戦術ボード変換ツールが選手を検出し、ユニフォームの色でチーム分けして2Dのピッチ上に配置します。間違いがあれば手で修正しますが、試合の場面を一から並べ直す手間の大部分を省けます。解析はブラウザ内で行われるため、画像はお使いの端末から外に出ません。TacticalPadの公式サイトでは、同様の機能は見当たりませんでした。

スクリーンショットへの書き込み

スクリーンショット注釈ツールを使えば、試合画像に直接、矢印、円、ゾーン、テキストを書き込めます。ミーティングやSNS投稿でポイントを伝えるには、これがいちばん手早い方法になることも多いです。

矢印や強調したゾーンを書き込んだ試合のスクリーンショット
試合のスクリーンショットに書き込んだり、AIで戦術ボードに変換したりできます。

デスクトップ版の映像分析

Mac・Windows(Windows版はベータ版)向けのDrawTacticsデスクトップアプリにはサッカー映像分析機能があります。試合映像に描き込み、選んだ選手をマーカーで追跡(マーカーは修正可能)、フリーズフレームで場面を止めて説明し、書き込み入りのMP4として書き出せます。映像の処理はお使いのパソコン上で行われます。デスクトップ版の映像分析は現在ベータ版です。TacticalPadも試合分析をうたっているので、映像を使った作業が重要な方は、実際に自分の試合映像でそれぞれの最新版を比べてみてください。

ブラウザとデスクトップを1つのメンバーシップで

DrawTacticsの作戦ボードは、パソコンやタブレットの最新のWebブラウザで動き、インストールは不要です。デスクトップアプリでは、より滑らかなアニメーションの書き出しと、映像分析のすべての機能が使えます。どちらも1つのメンバーシップに含まれます。一方TacticalPadのライセンスは端末の種類ごとで、パソコン用、タブレット・スマホ用、または両方1台ずつのセットに分かれています。

料金の比較

料金は2026年10月時点で各社の公式サイトに掲載されているものです。TacticalPadは米ドル、DrawTacticsは英ポンドで表示しているため、購入前に最新の為替レートと各サイトの料金をご確認ください。

TacticalPad DrawTactics
プラン 年63米ドル(パソコン1台+タブレットまたはスマホ1台)
年39米ドル(パソコン1台)
年24米ドル(タブレットまたはスマホ1台)
月£5.99 または 年£47.99
対応環境 Windows、macOS、iPad/iPhone、Android向けアプリ パソコン・タブレットのWebブラウザ、Mac・Windows(Windows版はベータ版)向けデスクトップアプリ
スマホアプリ あり なし
対応競技 サッカーほか多数の競技 サッカーのみ
2D・3D表示 あり あり
アニメーション あり あり(Animation Studio)
スクリーンショット→戦術ボードAI 公式サイトに記載なし 含まれる
映像分析 試合分析に言及あり デスクトップアプリ(ベータ版)
団体向け料金 4人以上向けのまとめ買いパッケージ 個人メンバーシップのみ

スマホやタブレットのアプリだけで十分なら、TacticalPadのモバイル用ライセンスのほうが安く済みます。パソコンでDrawTacticsの全機能を使いたいなら、DrawTacticsの2つのプランのうち年額プランのほうがお得です。

それぞれに向いているコーチ

TacticalPadが合う人:複数の競技を指導するコーチや学校、スマートフォンで作業したいコーチ、複数のコーチ分のライセンスをまとめて購入したいクラブ。

DrawTacticsが合う人:選手やスタッフに戦術を説明するサッカーコーチ、試合のスクリーンショットや映像をもとに分析するアナリスト、見やすいアニメーションや書き込み入りの動画クリップを作りたいコンテンツ制作者。作戦ボードはブラウザで動くので、クラブのパソコンとタブレットを行き来するコーチにも向いています。

まとめ

TacticalPadは、モバイル版やセッションプランナーを備えた、実績ある多競技対応のアプリです。DrawTacticsはサッカー専用で、3D、アニメーション、スクリーンショット→戦術ボードAI、デスクトップ版の映像分析を、ブラウザとMac・Windows(Windows版はベータ版)アプリにまたがる1つのメンバーシップで使えます。

試合映像やスクリーンショットから分析を始めることが多い方や、パソコンとタブレットでサッカー用のツールを一式そろえたい方は、DrawTacticsを比較対象に入れてみる価値があります。複数の競技を扱う方やスマホアプリが必要な方には、TacticalPadのほうが合っています。

DrawTacticsを実際に比べてみる

作戦ボード、Animation Studio、スクリーンショット機能、デスクトップ版の映像分析がすべて、月£5.99または年£47.99に含まれています。

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